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士魂流水-shikonryusui-
殺陣 剣戟
文化芸術振興事業部
士魂流水の由来
「士魂流水」は静かに、しかし絶え間なく流れ続ける水のように武士の精神と魂を象徴するものでございます。 流水は自然の摂理に従いながらゆったりと流れ、その奥深さと力強さを兼ね備えております。 人々の生きる儚さや哀愁を映し出しながらも無常の流れの中にこそ大切な価値や心のあり方が宿るという大切な想いと信念がこの言葉には刻まれております。 また由来の根底には禅の教えである「行雲流水」があり、意味は執着を手放し、自然に身を委ね、悟りを深める心の在り方をさすものでございます。 士魂はまさにこの境地を目指し、次の世代へと静かに受け継がれていくものなのです。 「士魂流水」とは武士の誇りと精神を水の流れにたとえ、その儚さや美しさを大切にしながら静かに、しかし確かに生き続ける多様な「動の姿」を表現したものでございます。 自然と調和しな がらも内に湧き上がる情緒と哀愁を秘めており、大正三年より大衆文化として広まった日本の伝統芸能である殺陣という剣戟を世に広める担い手としての精神性と技巧の在り方を体現しております。



宗匠 野口尋生
野口尋生は日本を代表する殺陣師として、その卓越した技術と深遠なる精神性により 、長きにわたり剣戟と殺陣の最前線を牽引してまいりました。 殺陣歴四十一年の経験に裏打ちされた洗練された所作と技は新国劇の偉大なる役者・辰巳柳太郎の薫陶を受け継いだ大山克巳の指導のもとで日々研鑽を重ねられその精神性と技巧は「動の辰巳」と称された「動の殺陣」を体現し、現代に蘇らせるべく国内外の舞台、映像、祭事に新たな境地を拓いております。 また野口尋生は生前の大山克巳氏より襲名を受けその一文字を受け継いだ最期の弟子でございます。 しかし、その名前にぶらさがることなく野口尋生は国定忠治・山形屋の刀を継承した後も一切の詳細を秘匿し次代へと技と精神を静かに伝えるべく「士魂流水」を設立いたしました。 彼が持つ流水の如き精神と紡ぎ出す所作は静謐さと卓越した技巧美を併せ持ち、観る者の心に深い感動と畏敬の念をもたらすものであります。

公演・出演・振付・映画・ドラマ一覧
【1. 公演・イベント(主催・出演)】 【新橋演舞場関連公演】 藤田まことオンステージ『剣客商売』 尾上辰之助『走れメロス』 『THE 和祭 2022 in 浅草』(和り菱会主催) 『松沼進次郎と仲間たち』(松沼進次郎主催) 『大山克巳追悼公演』(大山塾主催) 『暁月祭』(暁月主催) 『松井誠プロデュース公演』(株式会社MAKOTO) 『桜、燦々』(新風プロジェクト) 『呼 art performance of resonance』(homa主催) 『戦国武将EXPO2025』(SAMURAIフェス実行委員会) 『ウェスタ川越 殺陣』(NeCST指定管理) 『にしこやまつり』(品川区観光協会主催) 『かはづ亭みなみ・代田演芸会』 『立川小春志・真打昇進披露興行』 『紅桜剣舞祭 十五周年記念公演』(紅桜剣舞会) 『御託はいい、戦え~殺陣サミット2025~』(偉伝或 プロデュース) 『第66回ガラ・ド・ラ・コワフュール』(BA東京・東京都美容組合)他 【海外公演】 『Samurising Musical』(Nepal Academy/ネパール国立劇場) 日仏国交150周年記念『SAMURAI JAPON 08』(パリ)他
【2. 殺陣振付】 『海月士魂』(三軒茶屋シアタートラム) 『士魂forever』(新宿シアターサンモール) 『龍馬夢の如く』(中野ウエストエンドスタジオ) 『士魂Remember』(新宿シアターサンモール) 『子連れ狼~士魂哀悼~』(両国シアターX) 『飛ぶか泥亀!』(演劇ユニットhagakure) 『武士の献立』(舞台版/Alexandrite Stage) 『ちはやぶる神の国』(演劇集団アトリエッジ) 『第二十一回さつき会』(さつき会) 『ファンタジカル』(ルーラル・アーティスツ株式会社 )他
【3. 映画出演】 『座頭市』(北野武監督作品) 『魍魎の匣』(原田眞人監督作品) 『BALLAD 名も無き恋の歌』(山崎貴監督作品) 『THE NEXT GENERATION パトレイバー』(押井守総監督)他
【4. ドラマ出演】 『二十歳の約束』 『ポールポジション』 『仮面ライダーBLACK』 『超新星フラッシュマン』 『精霊の守り人』 『光る君へ』(NHK大河ドラマ) 『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(大河ドラマ) 『イクサガミ』(Netflixシリーズ) 他

